おいしいメロンができるまで

 メロンはとても手のかかる作物です。11月下旬に播種、40日程で苗を畑へ定植、活着したら不必要な腋芽を摘み取ります。交配前から交配後30日までがメロンの出来を左右するだいじな期間。温度湿度のわずかな変化を気遣い、生産者は片時もメロンから目を離せません。

  • 交配

2月も中旬になると黄色い花が咲き始めます。ここで活躍するのがミツバチです。ハウス内にミツバチを放ち、彼らの採蜜活動を利用して自然交配をしてもらうのです。

  • 肥大期

小さな実は活発に細胞分裂を繰り返しています。この時にいかに肥大させるかが良いメロンへの重要なポイント。水、温度、湿度の細やかな調整が必要です。

  • 摘果

栄養充分で立派なメロンに育てるために、1本のつるに玉を2つだけ残し、あとの実は摘み取ってしまいます。

  • ネット形成

実が生長するにつれ、表面にはひび割れが生じます。それを治療するためにできたコルク層が網目模様になるのです。均一で美しいネットは上手に育っているしるしです。

  • 収穫検査

交配から約60日後、いよいよ収穫の時を迎えます。愛情こめたメロンの出来はどうでしょう。まずは採ったその場でカットし、果肉の出来具合や糖度計を使って甘さのチェックを行います。

  • 収穫/出荷

収穫に適した熟度を見極めたら、いよいよ摘み取りです。土作りから300日かけて育てたメロンはすべて青果物管理センターに集められ、選任検査員と機械による厳密な品質検査へと進みます。